働かざるもの、飢えるべからず。

働かざるもの、飢えるべからず。

アマゾン購入感想

厚さに比して中身は極めて薄いです格差社会は「負け組」の人たちにとってだけでなく、社会全体にとってマイナスになるというのはもっともですし、相続税100%というのも個人的には大賛成です。
でも、そうして集めた年間80兆円を国民の頭数で割って5万円ずつ分配すると、どうして「痛くない社会」が実現できるかは全く理解できません。
著者は独りで分かった気になっているようですが、本書にはそれに対する論理的な説明が欠如しているように思われます。
(それが著者のやる気の問題よるものなのか、或いは能力の問題によるものなのかは定かではありませんが。)

さらに、本書の第2部は著者とアルボレッム・スマナサーラ氏との対談になっていますが、136ページにわたる対談でベーシック・インカムについて触れられているのは最終の24ページだけで、その内容も特に目新しいものは見当たりません。
単なる雑談に過ぎず、どういう意図で本書に掲載されているのか理解に苦しみます。

というわけで、本書に対する評価は極めて低いのですが、ベーシック・インカムなる概念は幸い著者のオリジナルではないらしく、さらに調べてみようというきっかけは頂けたので、★2つとしました。

それでも、その紹介だけだったら1ページで済むのも確かだと思います。








正直、理解に苦しむ本本書の前半は、著者のベーシックインカムや社会相続に関する
主張が展開されているが、あまりにも結論ばかりが書かれすぎていて、
考えの元となった論拠が少ないのと、根拠に関しても「フィーリングで
理解してよね」的な部分が多く、正直、この内容で理解するには、
懐疑的にならざるを得ない。
出展や参考文献などを(著者自身の本を含めて)きちんと出していただければ、
調べようもあるのだが、そういうものもほとんど書かれていないので、
納得のしようも無い。

後半部分では、偉いお坊さんらしき人との対談がメインとなるのだが、
「こういう偉いお坊さんもBIとか社会相続とかいいよねーって言ってるんだから」
という、一度高いところに持ち上げておいて、そこからぶら下げて合格点を
取ったような手法が垣間見えて、正直げんなりしてしまった。
確かに偉いお坊さんがいいと言っているから、ということで納得する人には効果的かもしれないが、
正直、BIや社会相続を仏教のレベルで話すことの意義がよく分からない。

少々、読者をバカにしていないか全体的な主張の方向性は興味深く、賛同できる部分もあるのですが、どうにも文章や論理展開の仕方が鼻について読む気が失せます。
極端に平易な表現のみで書ききろうとしているために、記述の正確性や妥当性がずいぶん犠牲になっているように感じます。
悪く言えば「どんなバカにもわかるように書いてやってるのだよ」という雰囲気が漂っています。中学生くらいをターゲット読者としているようにも思えます。
アルファブロガーの著者らしくもなく、出版社がゴーストライターでもつけているのかと思ってしまいます(それでも著者が内容面の監修はしているでしょうが)。
そういえば大衆向けの宗教書のスタイルいうのはこんな感じなのかなあ、とも思います。
それは以下のようなところに現れています。

・議論の根拠になる基本的なデータがほとんど提示されていない。
 「富の一極集中が進んでいる」「金持ちが没落するリスクが以前より高まっている」など著者の主張の重要な根拠になっている現状認識については、簡単でよいので定量的なデータを示してほしかった。「格差は特に広がっていない。それより格差が固定される傾向が強まっていることが問題だ」という著者とは正反対の主張もあるわけですから。この辺をおろそかにしていることが、主張の説得力を大いに弱めている。

・論理が矛盾、破綻している部分が少なくない
たとえば、相続税が100%を主張しているのに、生前贈与を認めている(むしろ現行より贈与税を減らす)ことについて、充分に説明されていない。
確かに「社会への還流」という意味では高齢者が死ぬまで資産を抱えているよりは、若い子女への生前贈与を促したほうがいい、との主旨は理解できる。
しかしその場合は結局、資産家の老人は死の直前までに、ほぼ全部の資産を子女に贈与する戦略を取ることになるだけではないか?本人が危篤に陥ってから(あるいは実際には死亡してから、死亡届を出すまでの間に)事前に用意をしておいた贈与の届出を提出する、などという不正(?)が横行するだけでは?そうなると著者の構想は財源面からひっくり返ってしまいます。
また、著者は「相続手続きの煩雑さ」や「相続争いの発生」を解消できることも「相続税100%」のメリットとしているが、それは生前贈与を認める限り「贈与手続きの煩雑さ」「贈与獲得争いの発生」に置き換わるだけではないか?
現行の税制で相続税に比べて贈与税の税率が格段に高い理由への考察が全くないわけです(現状を追認しろと言っているわけではなく、現状をひっくり返すことを主張するなら、その妥当性をきちんと説明しないといけない、ということ)。




働いている人なんて、元からいないよ、と。セーフティネットとしてのベーシック・インカム。
財源は社会相続で。

元々働いている人なんていない。
と著者は言い切り、
働くって何?労働って何?
と問いかけられる。

BIが社会主義とは違うのは、
ベースが同じだけれど結果は違うところ。

導入することによって、
好きなことをする人たちが増え、
もっと競争社会になるかもしれない。

それでもちょっと賛成かなぁ。

努力は報われないp092
「努力が報われると思っている連中は、まだ全然努力が足りないですね。素振りを10回やって
あー働いた と思っているわけです。ちゃんとやっている人というのは、1千回やって あー
1千回しかできなかった と思うわけです。このちがいは大きい。しかし、もうその程度の努力
じゃだめなんです。なぜだめかというとみんなの目が肥えちゃったんです。」

よく学校の先生が、努力をすればなんでもできる、とか生徒に教えますよね。
そんなことを言う先生は、努力をしてもできないことがあることを知っているはずなのに、さ。

ここで名言を思い出しました。
初代貴乃花の言葉です。
(間違っていたらごめんなさい。)
「努力をしてもできないことはある。
しかし、努力をしないヤツは初めからだめだ。」

p164
「受験は免許・商売は毎日がテスト」
ここも、良い、と思いました。

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