超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

アマゾン購入感想

巧妙若い人は今後の所得が多いのだし、年寄りは貯蓄が多いのだから、
皆さん預金は生活費三ヶ月分くらいにして、
あとは全額、(私が勤めているような)ネット証券会社でETFを買って下さい。

こうして要約すると、金をもらっても読みたくないトンデモ本のようです。
そんな本がここのレビューでは絶賛されている理由を考えながら読むと、
なかなか勉強になります。

例えば著者は、「自分はネット証券の社員だから、中立を心がけても、
投資を進めがちだし、特にネット証券を勧めがちなので、
その点は注意して欲しい」と繰り返し書いています。
人間の心理は不思議なもので、「怪しいものではありません」と言われると怪しむのに、
「私はこんなに怪しい人間です」と言われると、疑うことをやめてしまう。

ETFについては、投資信託よりもマシな運用方法であることを強調しているが、
預金との対比において有利なものかを実証する記載はない。

保険については、ライフネット生命の「かぞくへの保険」が「断然有利」と述べ、
保険料も明記している。
しかし、同じ保障でどこの何という商品の保険料がいくらだったかは、全く述べられていない。
著者が検討した頃ちょうど私も著者と同じような条件で多くの保険商品を検討したが、
同等の保障内容で著者が推奨する商品よりも保険料が安い商品は数多くある。

文章で人を納得させるということは、
「何を書くか」ではなく、「どう書くか」であることを再認識させられる本です。

きわめて明快!ある程度著名なのだと認識があったのものの、初めて著者の本を読みました。
一言で言うならば、この本はとてもシンプルで歯切れがよい印象です。

外国株式、日本株式を6:4で、リスクをとりたくない場合はそこに国債を加えればよいと。
一般的に言われている分散投資の重要性や毎月の積み立てを問わず、とても明快です。
特に外国債券を外している点が他とは違い、ここ最近の株式と外国債券の分散効果の薄れ具合を鑑みると、著者の考えも妙に説得力のあるものにも思えます。この点は一考に価します。

また、この本はリーマンショック最中の2008年に執筆されたもので、当時はその後の回復が全く読めない状況下で文章中さすがに不安に思う面を感じさせる文面もあります。しかし、本書内で主張されている、経済は循環することを前提にパニックに陥らず落ち着きを保つ姿勢などは、改めて今もって参考になります。

ただ、一点気になるところとしては、日本の借金に対しての考え方です。サザエさん一家内でのお金の貸し借りに例えられていますが、その額は年を追うごと確実に増えています。われわれが目指すべき複利の力、それが逆方向にしかも巨額な金額で働いてると考えると、とても流暢なことは言っていられないと思います。

とは言え、この本は全般的にはとても参考になります。個人的にはギャンブル肯定論が印象に残りました。頭を使い、思考力を養えると、今までには無い視点ではなるほどと関心しました。
本書の内容は事実や信念を淡々と述べられると嫌悪感を抱きそうな内容ですが、不思議とそれが感じられない、むしろ好感を得る感じです。特にあとがきが印象に残りました。全般的に良い本だと感じました。

99%満足したが、あえて言えば入門用としては良書だと思う。
新書の投資本のほとんどは古書店に売却したが、本書だけは手元に残してある。
何度か読み返しているし、内容については、買って読んでみる価値はあると思う。
(同じ著者の「資産運用実践講座」は少し難しいので)
私は、この本および著者をかなり好意的に評価しているが、ひとつだけ抵抗感を覚えたのが、「お金が必要になったら、買値にかかわらず、躊躇無く部分解約する」ということ。
投資本の多くが、「買うこと(投資)」ばかりで、「売ること(利益確定)」のことを書いていないと思う。
本書も(他の投資本よりはマシだが)そこにはあまり触れていない。
ETFやインデックスファンドは「値上がりしようが、値下がりしようが、放置しておく」というものではないと思う。
定期預金ではないのだから。

投資に時間をかけずにそれなりに効果のある投資をするために
みなさんのお役にたつようにレビューしてみます。

こんな方向け

投資の勉強にあまり時間をかけたくなく
必要最小限の勉強にて、(この本もすぐ読めます。)
ほったらかしにしてある程度の投資パフォーマンスを
だせば満足するという方むけ。

アクティブにいい商品をさがすのではなく、
本当にいい商品を探すのは大変だから、満点を
求めないが、それなりに楽でいい運用をしたい方向け。


読み方

時間をかけずに、この本を読んで
それ以上、さほど研究せずに、まずは、書いてある
とおりに、投資をして、ほったらかしに
するという姿勢で臨むのがよろしいかと思います。

その投資に対する本筋の主張は、賛同できます。


注意点

著者は、書籍の趣旨上、あえて、シンプルに書いているため
投資に対する知識を多く得たい方、深く
知りたい方との相性は良くないかもしれません。

また、これもシンプルに書くため、著者の主張を
端的に述べているため、一部の論点に関して、人それぞれ
で同意できないところもあるので、その部分は流して
読まれるといいかと思います。(積立投資に関する部分など)


いつも本当のことを言ってくれる発売から一年経って、読み返すと、この本の正しさがよくわかる。

株価が急落しつつあった局面の2007年9月から約一年ほどの期間、あちこちで「今が買い時」と煽られる中で、山崎氏は対談などの場で相手の顔を潰さない程度にその時点での株投資に懐疑的な意見を述べて来た。
この期間も株価は下がり続け、リーマン・ブラザーズ破綻により「もう『金融』という概念自体が終わったのではないか」と極論まででたころに
「現在は景気循環の一局面に過ぎない」と山崎氏は言い切る。
さらに「わたしも証券マンとして勇ましいことを言ってみたい」と前置きして「現在、生涯最大級のチャンスに直面している可能性がある」と控えめながらも、投資をシロウトに勧めている。
内容も単純ながら合理的だ。

発売時にこの本を読み、丸ごと即座に実践したひとは幸運なひとだ。
著者の奨める二つのETFのチャートがその証拠となっている。

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